世界に絶望した時
世界に絶望したことがある
何度あったか覚えていない
でも、世界に絶望したことがある
そういう時はベッドに入った
日が昇っても出ず、家族が来たら腹痛や頭痛を訴えて、寝ることにしてた
世界に絶望したときは、
きっとこのまま絶望し続けるんだろうと思っていることもあれば、
時間が過ぎれば、明日になれば、来週になれば、来月になれば、来年になれば、きっと乗り越えた自分がいるかもしれないと期待した
あるいは、考えることをやめた
今だけよければ良いと考えた
両親の庇護にぶら下がり、
その事実を知りながら、時に考えながら、時に知らないふりをした
今は社会人として働いている
上司や、会社に絶望することはあれど、
世界に絶望することはない
私の世界は学校と家だけじゃなくなったから